物理07 浮力実験用体

[ A 体積約42.1cm^3 重さ0.8N ]
[ B 体積約79.9cm^3 重さ0.8N ]
[ C 体積約79.9cm^3 重さ1.6N ]


 浮力実験用体の作製です。
 ①「重さが同じで体積の異なる物体の比較」②「体積が同じで重さが異なる物体の比較」ができるようになっています。


【材料】   
ア バイアルびん 「密栓樹脂びん(バイアルびん)」理科ウチダスで購入。
・容量30mL 10個入 689円
・容量50mL 10個入 836円

 

イ ナット付よーと(ステンナット付洋灯吊) 
「ビーバー ステンナット付洋灯吊 1パック(4個入) 6F114 230円(送料550円)」
 ねじの部分がボルトとナットになっています。20m/mは、ねじ以外のフックの部分が20mmという意味です。
 楽天、アマゾン等で購入できます。送料がかかるので、ホームセンターなどで購入する方が安価だと思われますが、ちょうどよい大きさや形のものが見つかりませんでした。

 

ウ 6角ナット 「6角ナット 3/8W 140個入り 1298円 鉄(ユニクロめっき) YAHATA」 ホームセンターで購入。

 

エ 水槽底砂(南国 中目)

 


【作り方】

1 ふたにフックをつける。
 バイアルびんのふたに2.5mmのドリルで穴を開けて、「ナット付よーと」を取り付けます。(技術室にあるボール盤を使うと簡単です。)
2 六角ナットと水槽底砂で重さを調整する

A 体積42.1cm^3 重さ0.8N(約81.5g)
 容器に6角ナット7個+水槽底砂極少量を入れる。
(注)正確には0.8 N÷9.80665 m/s2≒0.0816kg≒81.6gとなりますが、浮力実験用体をつるすひもの重さを考慮して81.5gにしました。 
B 体積69.9cm^3 重さ0.8N(約81.5g)
 容器に6角ナット6個+水槽底砂少量を入れる。
C 体積69.9cm^3 重さ1.6N(約163.1g)
 容器に6角ナット14個+水槽底砂少量を入れる。
3 組み立てる。

 


【体積の測定方法について】
 浮力実験用体のl正確な体積は、水につけたときに軽くなるぶんの質量を、電子てんびんで測定して求めました。写真の電子てんびん(オーハウス製)は、底にフックを付けて、ぶら下げたものの質量を測定することができます。
 Aは体積が42.1cm^3 BとCは体積が69.9cm^3 となりました。
浮力について】
 Aは体積が42.1cm^3なので、浮力は 42.1g÷102g=0.413N となります。
 BとCは体積が69.9cm^3なので、浮力は 69.9g÷102g=0.685N となります。

 


【簡易版の作製】
 シリコン栓と普通の「よーと」を使って作製することもできます。
 ふたとシリコン栓の両方に穴を開けてから「ステンレスよーと」をねじ込みます。
 「ナット付よーと」で作製したほうが丈夫だとは思いますが、シリコン栓は学校にあるカタログで簡単に手に購入できる点が便利です。

シリコン栓「シリコン栓 No.0 B 10個入り 440円」理科ウチダスで購入できます。
ステンレスよーと 普通の「よーと」はホームセンターで簡単に購入できます。