化学15 食塩の融解
食塩の融解の実験です。ガストーチを使えば簡単にできます。演示実験になってしまいますが、演示と同時に、iPhoneで撮った映像を大型ディスプレイにミラーリングして見せるようにしています。
【 動画①:実験の様子はこちら 】
【 動画②:変化の様子はこちら】
【材料・準備物】
試験管 「IWAKI製試験管 18×180mm 50本入り 4500円」
ほんの少しだけ値段は高いですが、加熱時の変形が少ないので、これがおすすめです。
ガストーチ 「キャンピングガス スーパー ソードガス206」
現在この機種は販売されておらず、このメーカーのガスのカートリッジも入手が難しくなってきたいます。しかし、似た製品が販売されていますので、同様に実験できるかと思います。
このガスバーナーは、この実験のために購入したというわけではなく、普段はガラス管を加工するために使用しています。火力が強いので、ガスバーナーに比べて、圧倒的にはやく加工できます。この製品は、重心が低く安定していることや、ガスの吹き出し口がやや上を向いているので、ガラス管を加工するときに大変使いやすいです。
試験管はさみ 「ナリカ F35-5801 金属製 385円」
この実験では、長時間強く加熱するので、金属製のものを使用しています。念のため軍手をしていますが、持っているところは思ったほど熱くはなりません。
スタンドに試験管を取り付けて加熱するほうが安定しますが、溶けた食塩を取り出す場合は試験管はさみのほうがスムーズです。
【実験方法】
1 食塩2gを試験管に入れる。
2 ガスバーナーで加熱する。
下の写真ではガラス管の口をガストーチと反対方向に向けて傾けていますが、ガストーチ側に傾けた方がとかしやすいです。今回はそのことを忘れていました。
3 溶けた食塩を取り出す。
【その他】
私はできる限り、試験管については、同じメーカーで同じサイズのもののみにしています。IWAKI製の18×180mm のものが、加熱にも強く使いやすいと思います。また、本数も必要最小限にしています。各学年2クラスの学校の場合、予備を含めて200本あれば十分だと思います。
洗えない量のガラス器具はゴミなので、処分した方がいいかもしれません。少ない量のものをきちんと管理した方が、結果的にリーズナブルだと思います。