化学21 スチールウールの燃焼(2)「酸素の入った集気瓶をかぶせる」


 水をはったバットの上にスチールウールを設置し、酸素の入った集気瓶の中で燃焼させます。激しく燃焼するとともに、集気瓶の中に水が入ってくるので、生徒たちも驚きます。簡単な実験ですが、適切なスチールウールの量や燃焼皿の高さなどについてまとめてみました。
【動画:スチールウールの燃焼②】


【準備物】
・スチールウール 
 ボンスター ロールパッド 12個入り 299円 1個が6gなので、ちぎって2gにして丸めます。500mLの集気瓶を使った場合、この量で丁度いい感じに水が上がってきます。スチールウールはンスター」がちぎりやすくて扱いやすいです。
・燃焼皿
 この実験専用のものも市販されていますが、普通の燃焼皿(ロウソク用のもの)を折り曲げて自分で作ったほうが融通が利きます。燃焼皿の高さが下から10.9cmになるようにします。11.0cmでもいいと思います。高さが低いと上がってきた水がスチールウールに付いてしまうのでよくありません。また、下の部分は、丸ではなく三角形に折り曲げます。これで上に載せる集気瓶が安定します。
・集気瓶 500mL
・バット 
 透明のものが見やすくていいのですが、以外といいのがないんですよね。
・ターボライター  
 ターボライターで火をつけると簡単です。「着火バーナー(ターボ) TK-SF4 高森コーキ」(理科ウチダスで購入できます。) CR機能で押しボタンが重くなっていますが、同様のものが100均でも手に入ります。ガス注入式であっても、本体の調子が悪くなることもあるので100均の安価なものの方がよいかもしれません。
・酸素ボンベ

 


【実験方法】
① 集気瓶にボンベを使って酸素を入れておく。
② ターボバーナーでスチールウールに火をつける。
③ ①の集気瓶を素早くかぶせる。