1 二酸化炭素

 

※ 二酸化炭素の作り方のポイントは、石灰石として寒水砂(盆栽用化粧砂)を使うことです。


【準備物】
・うすい塩酸(10%)
 精製水と濃塩酸(約36%)を、体積比 3:1 の割合で混ぜ合わせると約10%のうすい塩酸になる。(正確には10.16%)精製水に濃塩酸を少しずつ加えていくこと。
・石灰石
 寒水砂(盆栽用化粧砂)を使用する。一粒の大きさは3mm程度。ホームセンターなどで普通に売っています。1Lが250円程度。値段も安く粒も小さいので、これが使いやすいです。(ネットだと送料がかかるので1000円以上になります。) 
・三角フラスコ(300mL ハリオ) ・ゴム栓(黒No.11)  ・シリコンチューブ  ・ガラス管 


【実験方法】
※ 18×18の試験管に6本取る内容になっています。ただし、1本目は空気が混ざっているために取り直すので、7本分発生させることになります。
1 三角フラスコに10%のうすい塩酸を30mL入れる。
2 2.5gの石灰石を加える。
 2.5gの石灰石は、2.5mLの計量スプーンにすり切り1杯程度である。計量スプーンではかりとって各班に配付すると時間が節約できる。すりきり棒は使わない方がやりやすい。(下写真参照)
3 1本目は空気が混ざっているので取り直す。
4 合計6本集めて、1本目は色とにおい、2本目は可燃性、3本目は助燃性、4本目と5本目はリトマス紙、6本目は石灰水で調べる。BTB溶液で調べるときは、合計5本集めて、1本目は色とにおい、2本目は可燃性、3本目は助燃性、4本目はBTB溶液、5本目は石灰水で調べる。

※ うすい塩酸を30mLと2.5gの石灰石でほとんどの班6本取れるが、失敗して取れなかった班は、再度、石灰石を2.5g入れる。3回目は、石灰石のみを入れても二酸化炭素が出ないので、うすい塩酸も加える必要がある。